恵那市のケアマネージャー会議にて遺言・相続について講演


平成24年9月19日に消費生活相談員の業務で、恵那市のケアマネージャー会議にて遺言・相続についての講演を行いました。

遺言や相続は基本的には個人間の問題であるため、事業者と個人間の問題を対象とする消費生活相談業務からは除外されるのですが、多重債務者の相続放棄などは消費生活相談の対象になることもあります。

相続の基礎知識について学ぶことは、ケアマネージャーさんの職務にも有益なので、消費者問題も交えながらお話させて頂きました。

写真は講演開始前の様子です。
最終的には座席は満員となりました。

ケアマネージャーさんは高齢者の方々と接点が多く、実際の相談を想定して相続や遺言の手続に関する話を聴いて頂いたと思います。
皆さん、とても熱心に聴講されていました。

講演ではテキストを配布し、その内容に沿ってスライドで資料提示しながら解説しました。
途中でクイズを交えつつ、遺言や相続の手続を理解頂く流れとしました。

概要は以下の通りです。

  相続を巡る問題

  気になる相続税・贈与税

  マイナスの財産の相続放棄や限定承認

  相続の権利者(法定相続)

  遺言でも奪えない相続人の権利(遺留分)

  法的に無効な遺言・相続への対抗手段(遺留分減殺請求)

  相続の協議がまとまらない場合(調停・審判)

  遺言書か遺産分割協議書(本人が指定するか遺族で協議するか)

  遺産分割協議のコツ

  遺産分割協議書の書き方

  遺言書の種類

  遺言能力

  遺言で指定できること

  遺言による延命治療拒否(尊厳死宣言公正証書)

  遺言が無効になる場合

  遺言書の書き方

  遺言の取消

  円満な相続のために
聴講者の皆さんのケアプランの作成や相談業務に多少でも役立てば本望です。

トラックバック

このブログ記事に対するトラックバックURL:

コメント & トラックバック

コメントはまだありません。

コメントする

※メールアドレスが公開されることはありません。* が付いている欄は必須項目です。

*

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)